Spg・マリオット・リッツカールトンのロイヤルティプログラムの統合に伴い、統合後のエリートステータスの認定基準及び特典が公表されました。
今年度は確定している今のステータスが引き継がれるようですが、来年度以降の判定(つまり、今年の利用実績)は新しい基準で判定されるようです。
目次
新:統合ロイヤルティプログラムの認定基準
宿泊数をベースとした基準に変更されました。マリオット側のプログラムの基準を採用したようです。
また、名称もマリオット側の名称(Spg・リッツカールトンのステータスでは、”エリート”がつかない)を採用。
旧Spg:スターウッドプリファードゲストのロイヤルティプログラムと比べると、ゴールド・シルバーは優遇を落とした印象です。
プラチナ以上は気になるところはありつつも、下位2ランクほどの変更はなさそう。
10-24泊 シルバー・エリート
・宿泊保証
・専用回線での予約対応
・10%のポイントボーナス
24-49泊 ゴールド・エリート
シルバー特典に加え、
・25%のポイントボーナス
・レイトチェックアウト(14時まで。空き状況による)
・ウェルカムギフト:ポイントのみ
・ルームアップグレード
50-74泊 プラチナ・エリート
・50%のポイントボーナス
・レイトチェックアウト(16時まで)
・ウェルカムギフト:ポイント/朝食/アメニティのいずれか(※ブランドにより異なる)
・ルームアップグレード(スイートルームを含む)
・ラウンジの利用
・50泊年間宿泊特典:5泊のスイートルームまたはその他のギフトオプション
75-99泊 プラチナ・プレミア・エリート
プラチナ・エリート特典に加え、
・75泊年間宿泊特典:5泊のスイートルームまたはその他のギフトオプション
・48時間以前の宿泊予約の部屋確保保証
100泊以上 プラチナ・プレミア・エリート(100泊かつ、20,000USD以上の使用)
75泊+プラチナ・エリート特典に加え、
・アンバサダーサービス(専属のコンシェルジュが滞在すべてサポートしてくれるサービス)
・Your24(チェックアウト時間から最大24時間後まで滞在可能)
参考:Mariott Spg Ritz-Carlton One Program
https://members.marriott.com/?IM=CCMarriott_LP
旧Spg:スターウッドプリファードゲストのロイヤルティプログラムからの大きな変更点
1.判定基準が宿泊日数のみに変更
今まで、Spgのプラチナ判定基準は、「25滞在または50泊以上」だったので、この前半の基準が削られたことになります。
今までは、極端な話、1泊×25日でもプラチナステータスを確保できていたものが、今後は純粋に宿泊数で評価されることになります。
まぁ、ホテルビジネス上こちらの方がクリアな基準ではありますが、利用側としては長期出張が少ない年にクリアできるか厳しいなと…。
2.ウェルカムギフト
個人的にプラチナ特典として気になるのは、「ウェルカムギフト」のところ。
「ウェルカムギフト:ポイント/朝食/アメニティのいずれか(※ブランドにより異なる)」ということは、今まで、朝食つき、ウェルカムギフトはポイントとアメニティのいずれか選択、だったものが、朝食が選択肢に入っています。
今までは、朝食を楽しみつつ、ウェルカムギフトはポイントで、としていたのが今後はできなくなるのでしょうか。。。
旧Spgサイトの文言はもう確認できなくなってるのでどう記載されていたのかわからないので、以前から表記は同じでホテル側のサービスで朝食がついていたのかもしれないですが、いまは確認できません。。
マリオットでも、これまでは普通に朝食はギフト扱いではなかったので、本当に変更なのか、表記上はそうなっているものの変更ではないのか、今後利用してみないとわからないですね。
旧マリオット・リワードからの変更点
基本的に、旧マリオットのプログラムをベースとしているので、変更点はありませんが、これまでSpgのみで提供されていた特典(50/75泊特典、アンバサダー、Your24など)が付加されています。
感想・まとめ
最初に新たなプログラムの案内を見たとき、「上位ランクが増えてる!」と焦ったのですが、よく読むと今まで多く宿泊する人向けに提供されていたサービスが別にピックアップされていただけでした。
今後は滞在回数ではなくすべて宿泊日数で評価されるようになるので、出張など利用が少ない年は早めに計画立てないといけなくなりそうです。