旅行先でXperia Zのバイブレーション突然が止まらなくなる現象に陥りました。。
発生したのが海外旅行先で深夜だったため、道具もホテルにあるもののみで代用したので、修理道具が手元にない方の参考になれば幸いです。
1.症状
症状は、こちらのYouTubeの方のものと同じ現象が起きました。
検索すると、機種は違えど結構同じ症状にあっている方が多いようです。iPhoneでも同じ現象があるみたいですね。。
こんな感じで、絶え間なくバイブレーションが振動し続け、そのうち止まるだろうと3時間ほど放置していましたが五月蠅くて眠れないので直すことに。
その他の状態
・電源ボタンを押しても反応せず、画面は暗転したまま。電源も切れずにその他の機能も使えない
・強制再起動コマンドも効かない
・バイブレーションが絶え間なく鳴り続けており、振動が止められない
2.原因
スマホの内部に水分が入ってしまったことがこの症状の原因のようです。
そのため、防水機能に乏しいXperia Zや iPhoneなどの機種で頻発するようです。
私の場合は、特に水没したなどはないのですが、バスルームでお湯を貯めているときにスマホをバスルーム長時間放置しており、その後症状が発生したので原因はそれかなと思っています。
3.使った道具
・ドライヤー
・ホテルのルームキー(クレジットカードなどでもOK)※開口ツールの代用
・水道の蛇口 ※静電気除去シートの代用
・お菓子の袋の中に入っていた乾燥剤(※あれば)※乾燥剤の代用
・ジップロック(なれけば、ビニール袋)。機内液体持ち込みで使用したもの…
4.修理方法
結論から言うと、一度電源を抜けば振動は止まり、もう一度電源を入れても同じ現象は起きません(内部に水分が残っていなければ)。
そのため、以下の手順は、「スマホの電池を抜く」&「内部の水分を除去する」方法とほぼ同じになります。
【作業前に注意すること】
・水分が原因のため、バスルームなど水気・湿気の多い場所では作業しない
・内部に触る際は、手の静電気を除去しておく
①スマホの液晶画面を下にし、20秒くらいかけて裏面の四辺に沿ってドライヤーで熱風を当てる
(注意)本体と背面カバーを止めている圧着剤をはがやすくするため。中心に当てすぎるとバッテリーを傷める原因となるため、圧着剤がついている四辺の端に温風が当たるように注意する。
②背面の下隅に爪を入れ、背面カバーを浮かせる。浮かせてできた隙間に、プラスチックカード(ルームキー)を差し込み、左右に動かしながらゆっくりと時間をかけて背面カバーを取り外す。
(注意)Xperia Zの背面カバーは、ガラスコーティングされているので、ここでいきなり急にはがそうとしたり曲げようとすると、ヒビが入ったり割れてしまう。無理にこじ開けようとせず、プラスチックカードを前に進める感じで圧着剤から剥がすこと。
背面カバーをはがすと、このように中身が見えます。
下の図の赤丸の場所が、バイブを作動させている場所です。
③水道の蛇口に触り、指先の静電気を飛ばす。下写真の赤い四角で囲ってあるコンポーネントを本体から外す。
(注意)バッテリーと本体を繋いでいるのは写真のように細い黒いテープのような形状なので、力を掛けると簡単に破れてしまう。これが破れてしまうと、もうバッテリーは使用できなくなってしまうため、要注意。
④コンポ―ネントを外すと、電源が本体に流れなくなるため、振動が止まる。内部に残っている水分を飛ばすため、乾燥剤とともにジップロックに入れ、数時間放置
(注意)内部の水分が残っていると、症状の再発&故障の原因となるので、内部をしっかり乾かす。
⑤本体を取り出し、圧着剤を縁に配置しなおし、背面カバーを取り付ける
(注意)写真1枚目で分かるように、背面カバー側にも配線があるため、ここがしっかりと本体と接触するよう、しっかりと押さえつけること。
⑥電源が入ることを確認し、作業完了
以上です。内部の水分がしっかりとれていれば、同じ症状は起きずに元通りに機能します。
■参考にしたサイト
修理用の道具ある方は、こちらも参考に。⇒