リトアニアのお土産のうち、日本に現実的に持ち帰れるものをまとめておきます。
日本語でリトアニアのお土産を検索した際に上位にヒットする”在住者おすすめ”が、黒パンやシロークなど、海外に持ち出しが難しい(&貰っても困る)ようなものばかりだったので、日本の友人にも渡せるようなお土産のみまとめ。
目次
おすすめ
1.アンバー(琥珀)のグッズ
琥珀は産出量ベースだとポーランド・カリーニングラード(リトアニアの隣のロシアの飛び地)が85%ですが、リトアニア・ラトビアで産出されるアンバーはBaltic Amberと呼ばれ、高品質で有名。(※エストニアでは産出しないので、タリン旧市街のアンバーショップは偽物を掴ませられる可能性・エストニア土産でないと注意喚起がされています)
値段・販売場所など
4-12EURくらいで変える安いものものから、500EUR~の宝飾品扱いのものまでいろいろ。
安いものは観光地の土産物屋さんで買えます。土産物の商品は大体とどこも共通ですが、店によって値段が結構違います。自分が行った中では、値段順で十字架の丘のインフォメーションセンター内のショップ<トラカイの城前の土産物店街<カウナスの土産物店<ヴィルヌスの土産物店の順番でした。一例で、十字架の丘のインフォメーションセンターで4EURのものがヴィルヌスの土産物店で13EUR。写真の中で値札が付いているものは十字架の丘で買ったもの。
VilniusやKaunasなどの主要都市では、ギャラリーがやっている店も複数あります。
注意点
琥珀はイミテーションが簡単にできるので、土産物店で売っているのはイミテーションやリトアニア産以外が含まれる可能性が指摘されています。確実にBaltic Amberを購入したい場合は、保証書を発行してくれるBaltic Amber取扱い正規店で購入してください。(価格は土産物屋の3-5倍程)
下の写真のような証明書を発行してくれます。(写真1枚目の十字架のネックレスがBaltic Amber証明書つきのもの。土産物店のものに比べて格段にきれいです)
私が購入したのはAmber museumに併設されているギャラリーです。
2.Pergaleのチョコレート
どこの国でも土産物の定番ですが、無難なのと、他のヨーロッパのチョコレートに比べ、リトアニアのチョコレートは日本人好みの味のものも多いのでおすすめ。
箱サイズは一辺18 cm 厚さ 3cmほど。別のフレーバーやサイズのものも多数あります。
チョコレートのデザインがとてもかわいらしい。あと、そのまま紙箱に入っているのではなく、密閉された容器に入った上で外箱に入っているので、預入荷物に入れても渡す時まできれいなまま持ち帰れます。
中のフィリングは数種類あるので、たくさん入っていても味に飽きません。
同じシリーズでフィリングが違うものがいくつかあります。
職場などのばらまき土産で個包装がいいのなら、下のものがおすすめ。写真のものはリキュールが入っていない子供でも食べられるものですが、リキュールが入っているものもあります。15cm x 8 cm x 4cmくらいの箱のサイズなので、かさばりません。
値段・販売場所など
土産物店やRimiなどのスーパーで購入可能。店によりますが、上の写真のものは1.7-3EURほど、下の個包装のものは2.8-4EURほどです。
他のリトアニアのチョコレートメーカーとしては、シャウレイにチョコレート博物館があるRūtaがありますが、色々問題があり取扱いしていない店が多いのと、”ザ・ヨーロッパの安いチョコレート”という感じなので個人的にはおすすめしません。
人によっては選択肢になりそうなお土産
1.ビール
安くて美味しい。ラガーでも軽めなので、軽めのビールが好きな人にはいいかも。
ただ、液体なのでチェックインバッゲージに入れなければいけないのと、バルト三国は飛行機がほとんどLCCの運航なので荷物の扱いが荒いので、破損の可能性あり。1度私もリトアニア発便でビール缶をスーツケースに入れて輸送中の破損に遭い、中の荷物を台無しにしたことがあります。。1-2EUR(缶)2-3EUR(小瓶)ほど。
2.シャコティス
写真撮り忘れ…。形がギザギザなバウムクーヘンのようなもの。
賞味期限が短い(日本に比べて記載されている賞味期限が非常に長く、記載されている賞味期限もあてにならない)
製造日から数日以内で食べれるなら選択肢になるかも?真空パックになっていないものは、賞味期限以内でも1週間過ぎるとカビが生える可能性あり。。バウムクーヘンと同じような強度なので、輸送中に崩れる可能性あり。
手のひらに乗るサイズの小さいものだと3EURほど、大きいサイズだと10-25EUR。
3.ミード(蜂蜜酒)
リトアニアの醸造所で作られているSuktinis(ミードの蒸留酒にハーブなどを配合したミードネクター)など、ミード(mead)やその派生のお酒も人によっては選択肢になるかも。
ただ、主要都市に住んでいれば(ヨーロッパの都市でも東京でも)買える店はあるので、都市部在住の人がわざわざリトアニアで買って帰る必要があるかは微妙。(関税分+αくらいは安いですが)
液体のためチェックインバッゲージに入れて預ける必要あり。
4.蜂蜜
一応リトアニアでも名産で日本で手に入るものよりは安くて品質は良いですが、このあたりの国(バルト三国、南欧、東欧、西欧の一部、トルコ等)はほぼすべて蜂蜜が特産品なので、あえて選ぶか?という話。クロアチアやアルバニアなどの南の方がバリエーションが多く、品質も高く、味も美味しく値段も安いので、旅行好きな人や友人が多い人には避けた方がいい土産かなと思います。
土産にできないもの
シローク
エストニアでコフケ(Kohuke)と呼ばれている、バルト三国・東欧でよく食べられる乳製品。ゆるめのクリームチーズをチョコレートコーティングした乳製品です。日本人が書いているサイトで”土産のお菓子”として誤って紹介されていることが多いですが、要冷蔵の乳製品で砂糖が入っているので非常に腐りやすく、夏場に数分常温放置で食べれなくなるものです。長時間の移動は保冷剤を付けても無理です。食中毒になるので、絶対にやめてください。
味はたしかにお菓子のようなので誤解されやすいですが、”お菓子”表記は誤りで、牛乳やヨーグルトと同じ乳製品扱いの商品です。「ヨーロッパから牛乳をお土産に持って帰る」と考えたら、危険さと無謀さがイメージしやすいとと思います。。
こんな感じでスーパーで1個0.4-0.7EURほどで売られています。
リトアニアのものは比較的癖が少なく食べやすいので、土産にはできませんが、試してみてもいいと思います。