クラクフのオスカー・シンドラー博物館(英語:Oskar Schindler's Enamel Factory、ポーランド語:Fabryka 'Emalia' Oskara Schindlera')に行ってきました
目次
場所
住所:Lipowa 4, 30-702 Kraków, Poland
チケット
大人28PLN、(学生・高齢者24PLN)、家族グループチケット56PLN
(2022/5/31時点)
展示内容と低評価の理由
レビュー数が多いにも関わらず、Google mapの評価は低いです。
実際に行ってみて、低レビューの理由の内容に同意。
1.シンドラーについての展示がほぼない
日本語名称で”オスカー・シンドラー博物館”、英語名称で”Oskar Schindler's Enamel Factory”という名前なのに、シンドラーについての展示がほぼありません。旧エナメル工場の建物数棟を改築したかなり広い博物館にも関わらず、シンドラーに関する展示は横70 cm x 縦1mほどの文章のみのパネルが4枚、執務机の展示のみ。あとはアート的にエナメル製品が積み上げられている位です。
展示内容を表す名前を付けるなら「ポーランド近現代戦争史及びナチス博物館」かな。
2.展示方法への批判(ナチ礼賛的)
もう一つ指摘されているのは、全体的にナチス礼賛的な展示やオブジェが多く、”ファッショナブルなナチ”と”みすぼらしいユダヤ”のような展示になっていること。ドイツ人の友人曰く「同じ展示をドイツでしたら逮捕される」とのこと。
ナチス関連を展示しているエリアは、リノベーションされていて新しく、軍服や腕章などの物品や写真などが豊富に展示されています。
一方で、ユダヤ関連の展示は、ゲットーの子供がルーズリーフにボールペンで書いた日記(「食べ物がない、お父さんが働いていない」のような内容)とその翻訳が印刷されたパネルのパーテーションがリフォームされていない後半のエリアに少しあるのみ。