Everywellの96種食物アレルギー検査を試してみました。
正確には"Food sensitivity test"なので厳密にはallergy testとは違いますが、日本の病院のwebサイトでは、同じものが”食物アレルギー検査”の名称で実施されているので、この名称で記載します。”食物過敏性検査(IgG)”などの方が本来の意味に近いですが、”アレルギー”で検索する人が多いからかな?
目次
Everlywellで検査した理由
1.特定の食材を取るとお腹を壊したり吐き気がすることが多かったので、IgG food sensitivity検査で確かめたかったから。
2.日本の病院で検査すると費用が3-5万円と高かったので、同じ検査なら送料を考慮しても直接取り寄せた方が安かったので。
日本からの利用方法
アメリカの転送サービスに送ってもらう
Everlywellのサイトからキットを注文します。
(利用したキットはこれ。:At-Home Food Sensitivity Test | Everlywell)
残念ながら、Everlywellはアメリカ国内住所宛にのみ発送対応しているので、1度アメリカ国内の住所に送ってもらい、日本に転送してもらいました。アメリカ国内住所であれば、私書箱でもOKなので、私はMyUSの転送サービスを利用しました。
MyUS.com | Shop US Stores & Ship Overseas
アメリカ在住で荷物を転送してくれる知り合いがいるなら、それでもOK。
注文からMyUSのプライベートボックスに到着まで3日ほど。アメリカもスタートアップがやっているサービスは対応が早いです。
MyUSに転送依頼を出し、転送してもらいます。友達の分と合わせてキット2個でExpressで送料は3千円ほどでした。1週間ほどで日本の自宅に到着。コロナの影響で飛行機が減便しているので、到着が遅れているそうです。
納品書が入っていたので、日本で関税がありました。。3500円くらい。
キットはこんな感じ。実施した当時は140USDほどでしたが今はパッケージをリニューアルして20ドルほど安くなっています。
インストラクションに沿って血液サンプルを採取し、パッケージング
中に必要なものはすべて入っています。
血液検査なので、自分で指先の血をとる必要があります。。インストラクション動画があるので、それを見て手順を確認。具体的には、手をきちんと洗ってとか、血流をよくするために軽く運動してとかお酒はダメなどの注意事項とアドバイス、どれくらいの量を採ればいいかなどの説明があります。
箱は返送に使うので、捨てずにとっておきます。
コロナの抗体検査(IgG, IgM)と同じような方式で、指先に穴をあける医療用のニードルがキットに入っています。直径2mmほどなのですが、自分で空けるのがとても怖くて。。紙に血を染み込ませて返送する方式なのですが、直径2cmの円 x 5個にたっぷり染み込ませねばならず、1つの穴では埋まらずに何度か刺さなくてならず、正直つらかったです。
私の場合、インストラクション通りにきっちり穴の範囲を埋めて送ったのですが、1度目は「検査量に足りなかったので、再送してください」とメッセージが来て、2度やる羽目になりました。。2度目はたっぷり後ろまで染みるくらい埋めて、検査できました。再検査のキットは無料で送ってくれましたが、痛いことが苦手なのでつらかったです。。
梱包方法も指示がかいてあるので、厳封してEMSのラベルを準備し郵便局へ。
EMSで返送
アメリカ国内からの返送の場合、返送用ラベルを貼ってポストに投函すれば送料なしで返送できます。
日本から返送する場合は、そのラベルが使えないのでEMSで発送します。
品名は「exempt human specimens(not infectious)」でOK。
確認したところ、非感染性の検体に当たるので、禁輸品には当たらないとのこと。
Excempt human speciemnsだけでも本来はいいのですが、郵便局の窓口の方に担当者が知らずに返送する可能性があるので”non-ingectious”など非感染性であることを付け加えた方が良いとアドバイスをもらい、追記。
友人の分と合わせて1つに梱包してEMSで東京からアメリカの返送先まで送料は2500円ほどでした。
採血日から2週間たつと検体不適合で再検査になるので発送は船便・航空便ではなく必ずEMSで。また、土日を挟むと通関で止まることが多いので、採血・発送は土日祝日前は避けた方がいいです。
Everlywellののコンプリメンタリーの発送方法が郵便だったのでEMSで発送しました。DHLなど民間サービスは受取り側が許可しているか不明なので、民間サービスで送りたい場合は事前にEverlywellのカスタマーサポートに確認したほうが良いと思います。
検体受領・検査結果表示
1週間ほどで到着し、同日中にEverlywellから「検体を受領しました」旨のメールが来ました。アメリカの土日祝日に被らなければ、受領して1-2日後に検査結果がアップされた旨のメールが来ます。
長くなったので、検査結果は別ページに。。
トータルでかかった費用
キット代125USD (クーポン使用)x 2(2人分)+アメリカからの転送料 25.99USD(Fedex)+関税3500円 + 日本からの返送代 2500円
友人と一緒にやったので、1USD=112円換算(キット注文日のレート)で1人あたり18,000円ほど。2人で送料を折半したので病院よりかなり安く受けられました。(私は検体不適合でやり直しになって再送したので、結果的に2万5千円ほどかかりましたが、それでも日本の病院でやるより安いです。やり直しのなかった友人は18,000円)
検査対象品目
96項目の検査です。()で日本語訳をを載せていますが、特に魚介類などは日本語と英語で微妙に指す範囲が違うものもあるので、参考程度に。
- 乳製品(5項目)
Cheddar cheese(チェダーチーズ)
Cottage cheese(カッテージチーズ)
Cow's milk(牛乳)
Mozzarella cheese(モッツァレラチーズ)
Yogurt(ヨーグルト) - 卵 (2項目)
Egg White(卵白)
Egg Yolk(卵黄) - 果物 (16項目)
Apple(リンゴ)
Avocado(アボカド)
Banana(バナナ)
Blueberry(ブルーベリー)
Cantaloupe(カンタロープ ※赤い果肉のメロン)
Coconut(ココナッツ)
Grape(ぶどう)
Grapefruit(グレープフルーツ)
Lemon(レモン)
Orange(オレンジ)
Peach(桃)
Pear(梨)
Pineapple(パイナップル)
Strawberry(イチゴ)
Tomato(トマト)
Watermelon(スイカ) - 穀物 (10項目)
Baker's yeast(パン酵母)
Barley(大麦)
Bran(ブラン)
Brewer's yeast(ビール酵母)
Brown rice(玄米)
Gluten(グルテン)
Malt(麦芽)
Oats(オーツ麦)
Rye(ライ麦)
Wheat(小麦) -
豆類 (5)
Green Bean(インゲン豆)
Green Pea(グリンピース)
Lima Bean(ライマメ)
Peanut(ピーナッツ)
Soybean(大豆)肉類 (5項目)
Beef(牛肉)
Chicken(鶏肉)
Lamb(ラム肉)
Pork(豚肉)
Turkey(ターキー・七面鳥) -
Clam(アサリなどの二枚貝)
Codfish(タラ)
Crab(カニ)
Haddock(モンツキダラ)
Lobster(ロブスター)
Prawn(エビ)
Salmon(サーモン)
Scallop(ホタテ)
Sole(ヒラメ)
Swordfish(メカジキ)
Tuna(鮪) - 種とナッツ (7)
Almond(アーモンド)
Black walnut(黒くるみ)
Cashew(カシューナッツ)
Chia seed(チアシード)
Safflower(紅花)
Sesame(ゴマ)
Sunflower(ひまわり) - 野菜 (20)
Asparagus(アスパラガス)
Bell pepper(ピーマン)
Broccoli(ブロッコリー)
Cabbage(キャベツ)
Carrot(にんじん)
Cauliflower(カリフラワー)
Celery(セロリ)
Corn(コーン)
Cucumber(きゅうり)
Eggplant(ナス)
Green olive(グリーンオリーブ)
Kale(ケール)
Kelp(昆布)
Lettuce(レタス)
Mushroom(きのこ)
Onion(玉ねぎ)
Potato(じゃがいも)
Spinach(ほうれん草)
Squash(ウリ・かぼちゃ)
Sweet Potato)(さつまいも) - スパイス (15)
Basil(バジル)
Bay leaf(ローリエ)
Black pepper(胡椒)
Black tea(紅茶)
Cocoa(ココア)
Coffee(コーヒー)
Cola(コーラ)
Cinnamon(シナモン)
Dill(ディル)
Garlic(ニンニク)
Ginger(生姜)
Honey(はちみつ)
Mustard(マスタード)
Oregano(オレガノ)
Tarragon(タラゴン ※薬用ハーブの1種)